「英語なんて簡単だ」、
「◯◯日でペラペラになる」、
「簡単に◯◯ができる方法」
など、英語を学ぼう、何かを習得しようと思った時、
最近、決まり文句のように
「簡単」、「手軽」、「短期間」
などといった効率性を重視したフレーズが、書籍などを中心に世に溢れてかえっていると思います。
果たして、
1つの物事を習得するのはそんなに簡単なのでしょうか??
たった一冊の本を読むだけ、しかも数日で何かができるようになるのでしょうか??
冷静に考えれば、そのようなことはほぼ不可能なのですが、なぜかそのような「短期間で完結し」、「わかりやすく」、「簡単な」、「方法」が人気を博します。
これは
現代人(とりわけ日本人)が忙しく、学校や仕事以外の時間に何かをじっくり取り組む時間が取れない、
社会に余裕が少なくなり、その社会から脱出する術が欲しい、
でも、それはできるなら手軽なもの、とっつきやすいものが良い
という複雑な心理が絡んでニーズを生み出しているのではないかと思います。
英語は確かに難しいものではないと思います。
では何が難しいのか??
その答えはおそらく、
「コツコツ時間をかけて続けること」
が難しいのだと思います。
例えば、日本国内だと、TOEIC900点以上をもつ人の割合は、全受験者の2%から5%ほどと言われています。
TOEICというテストは出題されるジャンル、単語、文法などがある程度限定されているため、TOEFLや英検などに比べると、英語の試験としては非常に取り組みやすいものと思います。
TOEICの内容自体は決して難しくないのです。
実際、900点以上を取ってみると、ようやくここからが英語のスタートで、自分の実力はまだまだだと痛感します。
しかし、その900点以上を取るための勉強時間は、何年にも及ぶものであることが多いです。
つまり、この900点以上の割合がたった数%の理由は、英語が難しいのではなく、
「英語を学ぶ時間が足りていない」、
又は「コツコツ続けることが難しい」
ということに原因があるように思えるのです。
大学生の頃、カナダ、台湾、ネパールなど様々な国から来た留学生と友達になりました。
彼ら彼女らは、片言であっても日本語が上手で、中には日本人かと見違えるほど日本語が綺麗な方もいらっしゃいます。
「日本語をどれくらいの時間勉強した?」
ということを聞いたところ、
「最低で1日2時間から3時間」、
「長いと10時間」、
「それをほぼ毎日かつ半年から数年」
という回答を貰い、勉強熱心さに驚きました。
つまり語学を本当に身に付けようとするとそれぐらいの根気と時間がかかるのです。
そして彼らから、
「日本人が自分達と同じような勉強体系で英語を勉強したら、ほぼ確実に挫折するか辞めてしまう」
という厳しい言葉も貰いました。
ではなぜ彼ら彼女らがそこまで語学学習を続けられたのか?
それは、「生活に必要」であったり、「日本が好き」である以上に
「何かをできるようになるには時間がかかること」
「コツコツやることが大切なこと」
をそもそもの念頭に置いて学習していたからに他ならないと思います。
だからこそ、時間がかかっても挫折せず、そして確実に少しずつスキルを伸ばせているのだと思います。
つまるところ、何かをできるようになるためには、「簡単な抜け道」というのは存在しないということです。
確かに、間違った学習方法で取り組んでは伸びにくいので、何かを習得するための効率的な学習方法や勉強方法というのは存在します。
しかし、その効率的なやり方、誰かから教わるとしても、
「じっくり時間をかけること」、
「コツコツと続けること」
が大前提にあります。
そもそも、「簡単」、「手軽」、「短時間」で手に入るものって価値のあるもの、貴重なものではないことが多いですよね。
河原に無数に転がる石と、
どこか異国の洞窟の奥深くに眠る輝く石
どちらの方が貴重で宝物、宝石になるかは一目瞭然と思います。
それと同じように、物事は時間をかけなければ習得できないものほど、
「やりがいがある」、
「人生の糧になる」、
「自分の宝物、宝石になる」
のではないでしょうか。
「時間をかけること」、
「コツコツ続けること」
この当たり前こそが本当の近道です。
この個人レッスンの中では、その当たり前の先できっと見つかる宝物や宝石のを探すお手伝い、そして道しるべを提供できればと思っております。
英語 英文法 TOEIC 個人レッスン
はじめまして。tatsuya nagaiと申します。都内や埼玉県内のカフェなどにて英語、特に英文法やTOEICの個人レッスンを行なっております。また、エントリーシートの添削やSPI対策などの就活対策を行なった経験もあります。個人レッスンだからこそできる、学習したいという方、お一人おひとりのニーズに合わせたレッスンの提供を心がけておりますので何卒よろしくお願い申し上げます。
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